先日、保育園に通う子どもがアデノウイルスに感染しました。

40度の熱が数日続き、本人もとても苦しそう。
インフルエンザやノロウイルスなど、様々な感染症が流行するこの時期。
当初は高熱の原因が分からず不安でいっぱいでした。
今回は、発熱からアデノウイルスと診断されるまでの経緯と、診断後の経過について体験談にまとめました。
- アデノウイルスの症状って?
- アデノウイルスの高熱はいつまで続く?
アデノウイルスと診断されるまで
我が家の場合、はじめの発熱からアデノウイルスと診断されるまで、4日かかりました。
保育園からの呼び出し
朝、元気に登園した子ども。
15時頃、保育園から携帯電話に着信がありました。
「お昼寝後、38.5℃の発熱があるのでお迎えをお願いします。」
保育園にお迎えに行き、その足で小児科を受診しました。
保育園ではその時、特に流行がなかったため、インフルエンザ等の検査もなく、「扁桃炎」との診断でした。
その日は熱はあるものの、食欲もあり、機嫌よく過ごしました。
発熱2日目、夜には熱が下がる。
翌日も熱は下がらず、38℃前後。
昼頃には38.7℃まで熱が上がり、機嫌の悪い時間もありました。
ただ、食欲はあり、おもちゃで遊んだりする元気もありました。
そして夜には、熱が下がり、この日は土曜日だったので、
「来週には元気になって保育園に行けるだろう」と考えていました。
解熱の2日後、再び発熱する。
熱が下がった翌日(日曜日)は、一日熱が上がることなく過ごしました。
もうすっかり回復した、と思い、月曜日、保育園へ登園したのですが。
月曜日の14時頃、携帯電話に着信があり、
「38.8℃の発熱があるのでお迎えお願いします。」



え?なんで?治ったんじゃないの?
何か大変な病気だったらどうしよう。
そんなことを思いながらお迎えに行き、再度小児科を受診します。
そこで、検査をしてアデノウイルスと診断されました。
「アデノウイルス」と聞かされた時、名前は聞いたことがありましたが、具体的に、どんな症状が出るのか、どうすれば治るのか、全くわかりませんでした。
アデノウイルスの症状は?
小児科での説明によると、アデノウイルスにはこれらの特徴があるとのことでした。
- のどに感染して、3~5日熱を出す。
- のどの痛みがあり、食欲がなくなる。
- 潜伏期間は5~7日。
- アデノウイルスには多くのタイプがある。
症状としては、型によって、「発熱」、「結膜炎」、「胃腸炎」などがあるようです。



今回子どもは、のどの腫れと発熱のみでした。
アデノウイルスには、抗生剤が効かないそうです。
そのため、周りで流行があり、アデノウイルスの可能性が高い場合のみ検査を行う病院も多いようです。
かかりつけの小児科でも、保育園での流行がなかったため、当初発熱の時に検査はありませんでした。
アデノウイルス発症2~3日目
2日目、3日目は病児保育を利用しました。
2日間を通して、38℃~40.3℃と高熱が続きました。
機嫌も悪く、眠たいけど眠れない様子で、解熱剤を使用してもお昼寝できたのは30分だけ。
食欲はあり、いつもの7割程度でしたが、食べられたようです。
苦しくて眠れない
日中に30分しか眠れていないのに、夜も苦しいのかなかなか寝付けず、抱っこで泣き続けていました。
解熱剤を使用してもあまり効果はなく。
本人が一番苦しいのはもちろんなんですが、親にとっても苦しい夜でした。
アデノウイルス発症4日目
この日も病児保育を利用しました。
病児保育で朝子どもを預けるときに診察があるのですが、
はじめて熱が出た日からもう一週間が経過していました。
主治医の先生から、
「アデノウイルスにしても長い方だと思うので、今日も熱が下がらなければ、他の検査をする必要があるかもしれません。」
と言われました。
熱が下がることを祈りつつ、子どもを預けて仕事に向かいました。
ピークを過ぎ、解熱傾向に。
この日も発熱は続き、12時には40℃を超えましたが、その後、少し下がり、お迎えの時には38℃まで下がっていました。
普段なら38℃でも高熱だと思うのですが、連日40℃が続いていたため、ホッっとしたのを覚えています。
また、この日は本人の様子も前日までとは明らかに違っていました。
熱はあるものの、機嫌がよく、絵本を自分で選んで読んでもらったり、おもちゃで遊んだりする余裕もあったそうです。
熱が下がってきて、状態も良くなってきていることから、追加の検査等は行いませんでした。
アデノウイルス発症5日目
この日も病児保育へ。
ピークは過ぎたものの、1日38℃台でした。
ただ、元気が出てきて、食欲もあり、久しぶりにご飯も完食出来ました。
病児保育の先生にもすっかり懐いて、いたずらをする余裕も出てきたそうです。
アデノウイルス発症6日目
この日は土曜日、一日家でゆっくり過ごしました。
久しぶりの36℃台
5日目の夜から熱が下がりはじめ、朝には平熱の36.6℃。
ずーっと38℃以上が続いていたので、久しぶりの数値に、やっと戻った!
という感じでした。
なかなか寝付けない日々でしたが、お昼寝もしっかりでき、夜もあまりぐずらず眠れて、親も久しぶりにゆっくり休めました。
アデノウイルスは苦しい!長期戦を覚悟して。
一週間以上ぶりの保育園へ
通っている保育園では、解熱後2日は登園禁止でした。
はじめの発熱から数えると10日以上、アデノウイルスと診断されてからも7日以上、完治までにかかりました。
本当に長かった。
子どもも先生やお友達に会うのがとても楽しみな様子です。
頼れるところは積極的に利用しましょう
アデノウイルスに感染し、高熱が続き、本人が苦しいのはもちろんなんですが、
いつ回復するんだろうか、合併症や、重症化したらどうしよう、
と、親も精神的に苦しい日々でした。
夜なかなかまとまって寝てくれない子どもに、体力面でも疲労がたまっていきました。
今回、日中は病児保育を利用しました。



何かあったときにすぐに先生に診てもらえる。
子どもの看病をしているのが、私ひとりじゃない。
病児保育を利用して、そのことがすごく救いになっていました。
熱が下がったときには、保育士の先生に、
「お母さんもよく頑張られましたね」と言ってもらい、つい、うるっと来てしまいました。
頼れるところはどんどん頼ってください!
この記事も看病の一助になりますように♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
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