生活費が足りず、追加で生活費をお願いすると不機嫌になる、家計簿を事細かくチェックされる。
これって経済的DVです。
- 生活費を十分にもらえない
- 自由に使えるお金がない
- 夫は好き勝手お金を使っている
この記事ではそんな悩みへの対処法をお伝えします。

私自身の体験談もお話しします。
お金であなたを支配する経済的DVの特徴
十分な生活費を渡さない
収入がきちんとあるにもかかわらず、家庭の維持に必要な生活費を全く渡さない。または、生活費は渡すものの最低限で足りない、というケースもあります。
生活費が足りなくなると、妻は夫に対しそのことを伝えますが、すんなり払ってくれる可能性は低いです。



私は独身時代の貯金を崩して生活費を補填していました。
結婚してすぐの頃、生活費が足りなくなると夫に相談していました。
当時妊娠していて専業主婦だった私に対して夫の返事は、
「不満があるんだったら、明日からお前が働け」
「1円単位で家計簿つけて毎月俺に報告しろ」
「無駄遣いばっかりしてるんじゃないんだろうな!」
と、あからさまに不機嫌になるんです。
私自身、当時働いておらず、お金のことを相談すること自体引け目を感じていました。
そのうえ、相談して毎回不機嫌な態度や暴言が返ってくるので、だんだんと相談することを諦め、独身時代に貯めていたお金を切り崩していくようになりました。
お金の使い道を細かくチェックする
経済的DVをする夫は、自身のお金の使い方はとてもルーズなのに、妻や子どものお金の使い道にはとても細かい傾向があります。
「自分が稼いだお金は自分の物」という意識が強いので、他の家族がお金を使うことに対してとても敏感に反応します。
- 1円単位で家計簿をつけさせる
- 買ったものの報告は必須
- 相談なく物を買うとキレられる
このように必要以上にチェックして、家族を管理しようとする場合は、経済的DVにあたる場合があります。
勝手に高額な買い物をしたり借金をしたりする
家族には倹約を求め、必要以上にお金の使い道をチェックするのに、自身のお金の使い方はとてもルーズなのが、経済的DVをする夫の特徴です。
相談もなしに高価な買い物をしたり、借金をしている可能性も高いです。



元夫は趣味の釣り道具一式を相談なしに買ってきました。
それはもう満足そうに見せてくれましたよ。
勤務する部署が変わったときに、スーツ、靴、鞄、時計をまとめて買って帰ったこともありました。
(しかもそれぞれいいやつ。)
そんなお金どこにあるんだろう。
思っても、聞けばお決まりの、
「文句があるならお前が働け」
が待ってるのは分かっているので、諦めるしかありませんでした。
経済的DVを受け、お金に困った時の対処法
あなたがもし、上記のような経済的DVを受けている場合、どのように対処していけばよいのでしょうか?
3つの対処法がこちらです。
生活費が足りないことを客観的事実をもとに伝える
お金についての話し合いが冷静にでき、あなたの意見を聞き入れてもらえる余地がある場合には、生活費が足りない事実を夫に伝えましょう。
その際に、ただ足りないから払ってほしい、というのではなく、客観的事実を伝えることが大切です。
少し面倒ではありますが、細かく家計簿をつけ、必要であればレシートなども見せながら、無駄遣いではなく、本当に必要な金額がどれだけか、ということを説明しましょう。
夫婦で生活費についての共通認識を持つことができれば、現状を改善できるかもしれません。
私も話し合いを試みましたが、私の場合はモラハラ夫だったので、話し合いにならず諦めるしかありませんでした。
家族や専門家に相談する
家族や友人への相談
夫婦での話し合いが難しい場合には、家族や親しい友人を交えて話をしてみてください。
他の家庭の家計の状況を聞いたり、比較したりすることで、夫自身気づいてくれる可能性があります。
また、家族や友人からの助言が生活費アップにつながるかもしれません。
ただ、モラハラ夫の場合は、家族などのことも見下している場合があります。
その場合には、家族の言葉にも耳を貸さないので、現状を変えるのは困難です。
モラハラ夫が尊敬している人や、一目置いている人からのアドバイスがあれば、状況を変えられる可能性はあります。
公共の相談窓口や専門家への相談
家族や友人にも話しにくい場合、市区町村の家庭相談や、DV相談、法律家の無料相談があります。
悩んでどうしようもない時には、話を聞いてもらえるだけでも心が落ち着くものです。
別居し婚姻費用分担請求をする
夫と話しあったり、悩みを家族や相談窓口で相談し、あらゆる手を尽くしても状況が改善しない場合、「婚姻費用」として請求することができます。
「婚姻費用」とは
夫婦が生活を維持するために必要な一切の費用のこと。
婚姻費用は同居していても請求することができますが、同居をしながら調停を申し立てる勇気が私にはありませんでした。
私は、離婚決め、別居をした時点で婚姻費用分担請求をしようと準備をして家を出ました。
夫に頼らない生き方を考える
経済的DVが起こりやすいのは、妻が専業主婦の家庭や、小さい子どもを育てる家庭です。
このような家庭では妻が生活費をもらう立場になりやすく、夫との間に上下関係ができてしまう可能性があるからです。
今回経済的DVへの対処法をお伝えしましたが、相手がモラハラ夫の場合、改善することはとても困難です。
なので、夫への働きかけもしつつ、自身で少しでも収入を得る方法を考えることをおすすめします。
将来、もし、離婚を、と考えた時に、お金はどうしても必要になります。
今働いていないのであれば、パートに出てみる、在宅でできる仕事を探してみる。
できることから少しずつ動いてみてください。

